日差しの入り方やお部屋の雰囲気に合わせてカーテンを選ぶ事は、住まいの快適さを大きく左右します。
今回は、京都市左京区にお住まいのC様邸で施工させていただいた事例をご紹介致します。
リビングと寝室で異なるご要望にお応えし、デザイン性と機能性を両立した仕上がりとなりました。
リビング:庭の景色を生かす上下昇降スタイル

C様邸のリビングは、広いウッドデッキと大きな掃出窓が特徴的。
「庭の緑を感じながら過ごしたい」というご希望から、上下に昇降できるロールスクリーンタイプをご提案しました。
下半分を開ける事で、外の景色を楽しみながら、上部はプライバシー生地で光を柔らかく日差しをコントロール。
外と内が自然につながり、床が続いているように見えることで、空間に広がりが生まれました。
壁にはグレーの珪藻土が使用されており、インテリア全体が落ち着いたトーンで統一されています。
そのため、生地もリネンホワイト色の淡いグレーの無地ファブリックをセレクト。
光を受けると柔らかく表情を変え、上品な印象を与えます。(写真ではベージュに見えます)

リビングから2階に上がった畳コーナーにも同様に、生地も揃えてロールスクリーンを取付けました。
光の当たり具合や、周りの色により同じ生地でも表情が異なりました。
寝室:しっかり遮光&ぐっすり眠れる快適空間へ

寝室は「朝日がまぶしくて早く目が覚めてしまう」というお悩みから、遮光性を重視したカーテンスタイルをご提案しました。
当初はロールスクリーンをご検討でしたが、より高い遮光性を確保できるドレープカーテン+リターン加工+カバーレール仕様に変更。
リターン加工とは、カーテンの端を壁際までしっかり回り込ませる縫製方法のこと。
これにより、両端からの光漏れを防ぎ、より暗く静かな空間を実現できます。
さらに上部のカバーレールが光を遮ることで、ホテルのような落ち着いた雰囲気に。
カラーは、リビングと統一感を持たせたグレー系の濃色を選定。
夜は包み込まれるような安心感を、昼は閉じても重たく感じない上品さを両立しました。
和室:程よく遮光しレース生地も付け客間としても対応

和室は通路に面しており昼間、外からのプライバシーを守る為にレース生地も必要でロールスクリーンのダブル仕様にしました。
床すぐの地窓にも、コンパクトに周りに溶け込むロールスクリーンで壁に馴染ませてスッキリと。
生地選びのポイント:色と質感で空間の印象が変わる
C様邸では、「グレー」という共通テーマでリビングと寝室のバランスを取りましたが、同じグレーでも生地の質感や光の反射によって印象は大きく異なります。
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リビングではリネンライクで光も透過する透け感のあるグレーを選び、軽やかさと明るさを演出
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寝室では織りが密な遮光ファブリックを使用し、落ち着いた雰囲気に
C様邸のように、リビングでは光や景色を楽しみ、寝室ではしっかり遮光する——。
それぞれの空間に合わせて商品を選ぶことで、毎日の暮らしがより快適になります。
オーダーの魅力は、色やサイズだけでなく「素材感」まで細かく調整できる点にあります。
当店では、実際に生地サンプルを窓辺にあてながら光の入り方を確認し、丁寧なヒアリングと確かな技術で、お住まいにぴったりのカーテンをお客様が納得できるまで、ご提案いたします。
京都市でオーダーカーテンをお考えの方は、ぜひ「カーテン・ミュゼ」へ。
◆品番◆
<LDK> タチカワ社:ロールスクリーン・『ライフ』RS-1156(リネンホワイト)
<和室> タチカワ社:ロールスクリーン・『ライフ遮光』RS-1426(リネンホワイト)
<寝室>ドレープ生地:MPO8186/レース生地:MPO9514・カーテンレール:エリートMセット同色カバー WHG
※上記品番はご購入当時の物となる為、品番が変わったり在庫が無く廃番の可能性もございます。








